研修のフレームワーク(思考の枠組)として、究極のおもてなし、言葉の要らないコミュニケーションともいわれる「茶道」を活用した人材育成プログラム
ミッション
組織のメンバーが、茶道の考え方から「おもてなしの本質」「人との向き合い方」を学ぶことを通して、「自分の見つめ方」「相手に応じた関係性の探し方」を知り、コミュニケーション能力を最大限に引き上げ、結果、組織の利益につながる力を持つための土壌をつくる。
受講対象者のイメージ
- エンドユーザーと最適な関係を築きたい人
ex.「営業」「カスタマーサービス」「接客サービス」などに携わる人
- チームのメンバーと最適な関係を築きたい人
ex.「プロデューサー」「ディレクター」などチームを率いる立場にある人
プログラムの構成(目安2.5h)
- 簡易茶道体験(0.5h)
- 座学(1.5h)
・古来から引き継がれてきた和心を説く言葉を通して、人と和する心の中心にあるものを知る
・先人の言葉(聖徳太子や千利休)から、おもてなしの本質を考察する
・茶会をモデルにケーススタディ - ワークショップ(0.5h)
「茶道の中心にある考え方」「おもてなしの本質」から受けた示唆を現場にどう活かせそうか?考えてみる
・自身のステートメントを設定
・発表
・総括
茶道の中心にある考え方
茶道の心得を示す標語「和敬清寂」
和・・・お互いに心を開いて仲良くする
敬・・・お互いに敬い合う
清・・・清らかである(目に見える部分も、心の中も)
寂・・・どんなときにも動じない心
茶会における場の一体感を表す言葉「主客一体」「一座建立」
「亭主」が心を尽くして「客」をもてなす
「客」がそれをしっかり受け止める
「亭主」と「客」がともに空間をつくることで唯一無二の場が生まれる
先人の言葉
先人の言葉には、「人としての在り方」を捉え、核心を突いた名言が多く残されています。
あたりまえのことを実践する難しさと大切さを説くことによって、「おもてなしの本質」を伝えています。
一例「利休七則」
茶は服のよきように点て(一人ひとりに寄り添った気配りを欠かさない)
炭は湯の沸くように置き(事前準備が大切)
花は野にあるように生け(本質を追求する)
夏は涼しく冬暖かに(相手のことを考え工夫する)
刻限は早めに(時間と気持に余裕を持つ)
降らずとも傘の用意(不慮の事態に備える)
相客に心せよ(お互いに尊重し合う)
* 括弧内は,、抹茶道の解釈
* 「利休七則」に加えて「和敬清寂」「主客一体」「一座建立」や「利休百首」を用いて考察を深めます
茶道体験の風景
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